WHO が「驚くべき」不妊症の統計データを明らかに

世界の6人に1人が不妊症であることが、世界保健機関（WHO）が新たに発表した報告書で明らかになりました。 WHOは、不妊症が増加したか減少したかを判断することはできなかったものの、世界的に精子数の減少が懸念されている中、今回の報告書を公表しています。

火曜日に発表された報告書によると、2022年時点で、世界人口の17.5％が人生のある時点で不妊を経験しているといいます。 この数値を導き出すにあたり、WHOの研究者たちは1990年から2021年までの130以上の個別の研究を分析しており、世界各地で同様の結果が得られたとしています。

不妊症の生涯平均有病率は、高所得国では17.8％であったのに対し、低・中所得国では16.5％でした。

WHO事務局長のTedros Adhanom Ghebreyesus博士は声明で、「この報告書は、不妊に差別はない、という重要な真実を明らかにしている」とし、さらに次のように語っています。「影響を受ける人の割合が非常に多いことから、不妊治療へのアクセスを拡大し、この問題が健康研究や政策において、もはや傍観されることがないようにする必要があることが分かります」

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